ライブラリー リエバナ12月度の展示案内
ヨーロッパ中世の彩色写本を展示しているライブラリーリエバナです。
12月度の展示のお知らせです。 12月は一部の写本を入れ替えます。
【ベアト ゥス黙示録註解書写本】
ベアトゥス写本の中で一番小さな写本と一番大きな写本を展示します。
(コルシーニ写本)縦17cm、横9.5cmと片手で持てる大きさです。 残念ながら挿絵は8点しか残っていませんが、かわいらしい画風です。
(ラス ウェルガス写本) 縦53㎝、横34㎝との大きさで両手で持っても重くて持ち運びに苦労する大きさです。挿絵も112点が残され、ベアトゥス写本群の中でもジローナ写本に次ぐ多さです。きっと教会か修道院でみんなが見えるような形で使われていたのではと思います。
【中世の彩色写本】
(新約聖書 Vat.Lat.29)13世紀前半に南イタリアでヴェネツィアの貴族ゾルツィ家のために製作されたと推測。 1481年にバチカン図書館が所蔵することになりました。
172葉に118点の挿絵が描かれています。 挿絵は4福音書と使徒行伝・黙示録に描かれ、黙示録の挿絵が26点と一番多く描かれています。
縦20cm 横15cm の小型の写本。ラテン語で書かれています。
(ハンガリーのミサ書) 16世紀頃ハンガリーで製作された写本です。詳細は不明ですが、ケースに入れられた珍しい形態の写本です。
そのほかTrinity黙示録写本、Bamberg黙示録写本を展示しています。
ぜひお越しください。