モーガン写本 (The Morgan Beatus)
製作年代 940年〜945年
製作地 Tabara? (for San Miguel de Escalada)
製作者 写字・挿画 Maius
大きさ 縦387 幅285
枚数 300葉 (Vol.1 149葉/Vol.2 151葉)
挿絵の数 116点
書体 西ゴート書体
所蔵場所 Pierpont Morgan Library, M.644
ファクシミリ発行会社 Scriptorium Ediciones
ファクシミリ発行年 2000年
ファクシミリ重さ vol.1 5.0kg, vol.2 5.4kg
New YorkのPierpont Morgan図書館が所蔵しています。この図書館は写本の収集で有名で、Beatus写本はこのほかにLas Huelgas写本や Cardena写本の一部も持っています。
本写本は、もとは紫色のベルベットで装丁された1巻本でしたが、傷みがひどかったため1993年に2巻本に改装されました。その時に表紙も仔牛革(alum-tawed calf)で装丁されたそうです。
製作者のMaiusは画期的な挿絵を表し、その後のBeatus写本に大きな影響を与えたといわれています。68点のフルページ挿絵と48点の小型の挿絵が描かれています。
この写本については、「A Spanish Apocalypse – The Morgan Beatus Manscript」という本があり、私が最初に買ったBeatus写本の本です。この本では挿絵をすべてカラーで紹介しています。サイズも27.9 x 36.2 cmと大きく、ほぼ?原寸大で迫力があります。この本を見て、スペインの彩色写本にすごく惹かれていろいろ他の写本も見るようになりました。