ベルリン写本 (Beato Liebana Codice de Berlin)
製作年代 12世紀
製作地  中部イタリア
製作者    不明
大きさ 縦302 幅190 厚み (2コラム44行)
枚数 98葉
挿絵の数 55点
書体 カロリング書体
所蔵場所 ベルリン 国立図書館 Ms. theol. lat. Fol. 561
ファクシミリ発行会社  Liber Millennium
ファクシミリ発行年 2010年
ファクシミリ重さ  kg

ベルリン国立図書館に所蔵されているのでBerlin Beatus(Berlin Codex)と呼ばれているがイタリア中部で製作された写本。Beatus写本でスペイン以外で作成されたものは3つ現存しており、Saint-Sever写本・Geneve写本と本写本である。
12世紀ごろに書かれた同系統のⅠに属する他の写本であるコルシーニ写本やリスボン写本(Lorvao写本)・ナバーラ写本と違い、挿絵はほとんど線描画で書かれておりところどころ黄土色や茶色で薄く塗られている。 ほかの写本はほとんど原色で塗られているのが普通ですが、これは趣が違います。
ただ挿絵は正直あまりうまく書かれているとは思えません。書きかけのような感じの挿絵もあります。
使われている羊皮紙は山羊の革であまり高品質ではなく、多くの穴や破損がみられるが、本ファクシミリでも穴などはもちろん羊皮紙の硬さやシワも再現されている(とのこと)。

挿絵の紹介です。